年中行事
様々な仏教の行事がありますが、これらは日々の生活の安泰や幸福を願ったり、ご先祖様に感謝をしたりと、私たちが暮らしの中で心豊かに生きていくための古くからの慣わしです。各地域や宗派でやり方は様々だったりしますが、いろいろな行事を今後も皆さんと一緒に大切に引き継いでいきましょう。
1月
大般若会
だいはんにゃえ
三蔵法師がインドから持ち帰り翻訳した”大般若経”600巻を転読して、お檀家さんの今年1年の無事をご祈祷致します。
3月
春彼岸
はるひがん
彼岸とは「到彼岸」のことで、悟りの世界に到るための功徳や努力を積む期間です。お墓参りをして故人の供養をするだけではなく、普段の自分の行いを省みて良い行いを心がけましょう。「春彼岸」は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さが同じになる春分の日を中日とした7日間です。
4月
降誕会 (お花祭り)
ごうたんえ
降誕会 (ごうたんえ) はお釈迦さまの誕生日です。 生まれた後空から甘露の雨が降り注ぎ、お釈迦様の体を洗ったと伝えられています。 降誕会では甘露の雨を模した甘茶をお釈迦さまの像にかけ、誕生日をお祝いします。
施餓鬼会
せがきえ
お腹を空かせて苦しんでいる餓鬼に飲食を施し、その大きな功徳を以って、皆さんのご先祖様や、戦争や災害で亡くなられた有縁無縁の方たちを供養する行事です。
7月
七夕
たなばた
織姫と彦星の伝説のお祭りです。短冊に願い事を書いて,参道にある60本以上の竹に飾れます。皆さんの願いが書かれた短冊は2日間飾られ、願い事が叶うようにお寺にてご祈願、奉納いたします。
8月
観音さま縁日
かんのんさまえんにち
金剛寺の観音堂にお祀りされた聖観音菩薩の縁日です。11時2分に鐘を撞き長崎の原爆で命を落とした方々に黙祷を捧げた後、観音様の真前にてお経と祈りを捧げます。
盂蘭盆会(南足柄市)
うらぼんえ
いわゆる「お盆」のことです。古くから旧暦の7月は亡き人が故郷の家に帰ってくると言われ、お盆の時期は自宅に精霊棚や盆提灯を飾り、亡き人をお迎えする準備をします。一般的には13日の夕刻に迎え火でお迎えし、16日の暮れに送り火を焚きます。
9月
秋彼岸
あきひがん
「秋彼岸」は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さが同じになる秋分の日を中日とした7日間です。
12月
秋葉山縁日
あきばさんえんにち
金剛寺の鎮守である火防の神様「秋葉三尺坊大権現」の縁日です。数量限定で一枚ずつ昔ながらの手法で手刷りをした「秋葉山火防のお札」をこの日の早朝、日の出の前に秋葉山の真前にてご祈祷致します。
除夜の鐘
じょやのかね
大晦日に煩悩の数と云われている108回鐘を撞き、旧年の煩いを払い、清々しい気持ちで新年を迎えます。当日は古い卒塔婆やおふだ等のお焚き上げも行います。